お知らせ
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2026.06.03
園からのお知らせ

令和7年度すくわくプログラム(畑づくり)の報告

令和7年度、子どもたちと一緒に畑作りに取り組みました。(すくわくプログラム)


テーマ

畑づくり


このテーマを設定した理由

本園は、現代の子どもたちはできる限り自然がある環境で遊び育つこと、食に関心を持ち生活することが重要だと考えている。園庭は、多くの木々があり、日当たりの良いスペースもある。畑づくりは、本園が抱く幼児教育に必要な環境や要素があると思い、テーマとして設定した。日ごろから自然や食に興味を持っている姿が子どもたちにあり、継続的に畑づくりをしていきながら野菜等を栽培することで、子どもたちの興味関心をさらに深めたいと考えた。


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実際の子どもたちの姿


●畑ってどうやって作るの?・・・深い穴を掘ったり、落ち葉をたくさん集めて運び、みんなで踏みしめ、土の栄養となることを知った。


●元気な土を作るには?・・・いい土になるために微生物がたくさん住めるよう、空気の通り道や栄養が必要なことを知った。


●野菜はなにからできるの?・・・苗からではなく、種から育てることで、こんなに小さな粒から大根や株ができるの?!という驚きにつながった。


●どうやったら元気に育つかな?・・・お水はどの位必要かな? 寒い冬から野菜たちを守るにはビニールをかぶせるんだ! 試行錯誤する力、観察して状況に合わせて行動する力をつけていった。


●育っていく様子を観察しよう!・・・あんなに小さい種だったのに芽が出て葉が出て…いつ食べられるのかな、と待ち遠しい気持ちで畑に足を運んでいた。



スーパーで並んでいる野菜を見る機会やプランターでの家庭菜園の機会はあっても、実際に畑で土をいじったり、種から作物を育てる経験が少ない子どもたち。

畑作りの一連の活動は、子どもたちにとって不思議&発見がたくさんの経験となりました。


教師の立場からの振り返り

 子どもたちと一緒に畑を作る。このプログラムを通し、子どもだけでなく私たち大人も現代は土や自然に触れる機会が少なく、畑での作業など自分だけではなかなか経験できないことであると改めて感じた。これまでも自分たちの力で苗から夏野菜やハーブを育ててはいたものの、大掛かりな畑づくりは初めてのこと。造園・農園関係の方々のお力を借りて、畑を作るために深く深く穴を掘ったり、栄養となる落ち葉をたくさん踏みしめたり、土をよく混ぜ空気を入れたり…。自然環境にも子どもにもやさしい畑、体にやさしい野菜を作るには想像以上の手がかかることを体感した。

 園庭には木々が多く茂っていて秋には落ち葉がたくさんでる。今までもその落ち葉を集めて腐葉土にしたり、木々の保温のために根を覆うように敷いたり、子どもたちの遊びに使ったり、できることはしてきたが、畑づくりにもこの環境で手に入る自然の栄養が役に立つことがわかり、子どもたちも張り切って落ち葉を畑まで運んでいた。その姿は微笑ましく、自分たちが良い土・良い畑を作るんだという意欲に満ちていた。

 少しずつ芽が出始め、毎日「今日はどの位大きくなったかな?」と楽しみにしながら畑に駆けていく子どもたち。普段は野菜嫌いの子どもも、「これはどんな味がするのかな」と自分から関心を持つ姿が見られるようになった。寒い冬、畑の野菜が凍えないように不織布とビニールをかけた。「寒い時はお布団かけるもんね!」と子どもたちからは自分と結び付けて考える声も聞こえてきた。ただ単に、野菜の種と完成した野菜をみせてもそうはならない。畑を作る・自分たちで育てるという過程を経たからこそ、真の学びとなっていることを感じた。

 採れたカブとのらぼう菜でお味噌汁を作り、お昼ごはんのときにみんなで食べた。「食べるのもったいないな」「でもせっかく作ったんだからおいしく食べたほうがいいよね」など、子どもの心の動きを感じながら味わうことができた。

 自分たちの手を動かし、思考を巡らせ、見守る。何事もやりすぎはいけない。畑のチカラ、土のチカラ、植物のチカラに任せることも必要。畑づくりと幼児教育、通ずるものを感じた時間だった。



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